2002-12-05 第155回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
十二月三日の毎日新聞に「カドミ汚染 農水省調査 十二品目国際基準案超す」ということが出ておりました。米については既にカドミウムの安全基準というのがありまして、国が買い上げて、汚染米ができた農地をきれいな土に入れ替える、こういう対策ができておるんですが、今回は米以外で、すなわち転作作物として生産奨励をしております大豆とか小麦にもカドミ汚染があるんではないかと、こういうことでございます。
十二月三日の毎日新聞に「カドミ汚染 農水省調査 十二品目国際基準案超す」ということが出ておりました。米については既にカドミウムの安全基準というのがありまして、国が買い上げて、汚染米ができた農地をきれいな土に入れ替える、こういう対策ができておるんですが、今回は米以外で、すなわち転作作物として生産奨励をしております大豆とか小麦にもカドミ汚染があるんではないかと、こういうことでございます。
総理も御存じのとおり、旧軍が荒尾の軍需工場跡地に大量のカドミを捨てた、投棄したわけでありますが、これが災害によって流れ込んで、あの三井鉱山の海域が全部中州まで含めましてカドミ汚染になりました。ホタテガイからアカガイ、特にアカガイなんというのは非常にしんが強いわけですから、重金属があったということで魚介類が売れませんでした。
そういう点で、今長官のその御決意を聞きまして大変私は心強く思いますけれども、いずれにしましてもバーゼル条約は、医療廃棄物だとか鉛だとか水銀とかカドミとかあるいはPCBというような、こういったような非常に有害な物質ではあるけれども、カドミ、鉛、水銀、こういうようなものは貴重な金属材料でもございますので、ただ単にこれは有害物質だからといって埋めてしまうということは大変もったいないことだろうと私、思うわけでございます
○佐藤(徳)委員 まず冒頭に、私は、午前中に発言いたしました北海道の問題について若干勘違いがありましたので、その点議事録の修正をお願いいたしたいと思いますが、北海道に百トン程度しか残っていない、それがカドミ米だ、こう申し上げましたが、カドミ以外のお米であるということでありますので、その点について議事録の訂正をお願い申し上げたいと思います。
ただ、銅とか亜鉛につきましての規制値を見てまいりますと、例えば我が国のカドミが五ppmという規制、これは世界各国に比べて大変低いのでございますが、それに対しまして例えば亜鉛の規制値がアメリカで二〇〇〇ppm、銅の規制値一〇〇〇ppm、含有量の上限というのはカドミとか砒素とか水銀等に比べれば大変高いものになっているわけでございます。
その土地からカドミ、鉛、亜鉛等の有害物質が検出されたところでございまして、現在東京都においてその処理方法について検討中であるというふうに聞いておるわけでございます。結論の出るのは六十年以降になるのではないかというふうに承知しておるわけでございます。
ちょっと数字をお伺いいたしたいんですけど、シアンとかカドミなど危険な重金属を含んだ要注意堆積場、これは全国にどれぐらいございますか。
あるいはまた、堆積場の管理などがもう一つ重要な仕事とされているわけでありますが、この堆積場というのは、カドミとか水銀などの重金属あるいはシアンなど、毒性の強いものが実はその堆積場にはかなりあるというふうに言われているわけでありますが、こういうものが流出をいたしますと、近隣の住民や河川に大変な被害、莫大な損害を及ぼすことになるわけでありますが、こういうところに対する管理、検査等がきわめて不十分。
この申請にかかわります物質、これにたとえば今度絶対禁止になったような水銀とかカドミとか、そういったようなものが入っていては困るわけでございまして、そういうチェックをまずいたします。さらに海域、それから排出の方法といったようなものがまた政令で決められることになりますので、そういったような方法、海域が適合しておるかどうかというようなことを事前に、審査をするというのが今度の確認の中身でございます。
○戸塚説明員 政府が持っておりますこの五百三十万トンの外にカドミその他で保留しているものがございますが、それは配給に向きませんので、一応配給に向くというたぐいの米はいま申し上げましたようなことで、この十月末にはそれ以前の米は一応配給に向くものはないということでございます。
○戸塚説明員 いま申し上げましたように、カドミその他で配給に向きませんものが五百三十万トンの外に若干ございますけれども、これもほとんど整理をいたしますので、十月末にはほとんど残らないと思います。
したがいまして、それは過去の四十四年以降、現在までの各種の研究調査がまとめられるわけでございますが、環境庁といたしましては、御案内のとおり、今年度からカドミ腎症の問題につきまして各三地域につきましての健康調査を実施するという形で仕事を進めているところでもございますし、またカドミの腎に対する影響につきましても、今年度からサルを使いました動物実験も始めていくということで、すでに今年度から仕事は始めているところでございますし
○小沢国務大臣 御承知のように厚生省見解が出ましたのは、当時得られました医学的、科学的な知見をもとにいたしまして、腎から骨軟化に至る過程に何らかカドミが関与しているという考え方のもとに、また一方、患者の保護というものを急いでやらなければならない、患者の保護という面を特に重視した決断であったというふうに私は見ているわけでございます。
○岡本委員 そうしますと、カドミというものが有害物質に指定されておるということは、害があるということですね。そこで、これは斉藤寛先生の報告を読んだのですけれども、慢性カドミ中毒において、その腎障害を介して骨軟化症が発症しておる、この先生はこういう見解をとっておるわけでありますけれども、そうしますと、カドミによって腎障害を起こされる。
外国文献でも、これはカドミによってイタイイタイ病と同じ症状を発生するという、こういう文献がありますね。となりますと、それは明々白々なんですよ。ただ、病理の問題としまして、体内に入ってから発病するまでに腎臓から骨に行くという順序と、あるいは別のルートを通ずるとか、あるいは不明だとかいろんな論争があります。現段階の論争は、要するに体内に入ってから発病までが問題なんですね。
○沢田政治君 そこで、三次処理の問題ですが、この燐と窒素、それからカドミとか重金属元素があるわけですね、こういうものを三次処理で、いまの技術水準、こういうものでどれだけこのろ過度が除却できのか、私素人でありますのでわからぬので、燐と窒素は取れますか、これは。そうして重金属の方が取りやすいのですか、燐、窒素の方が取りやすいのですか、どっちでしょう。
しかし、いろいろ調べてみますと、カドミ問題がこれだけ社会的、政治的に大きな関心事になりましたのも、かつて富山県の神通川流域でイタイイタイ病が発生して、このイタイイタイ病の原因がカドミではないかというような考え方から、したがって、カドミというものが人体にとって大変恐ろしい重金属であるというような一連の考え方から、いわゆるカドミ汚染地域という考え方が出てまいりましたし、また、いわゆるカドミ汚染米という考
農民としましてはでき得る限りこのカドミの汚染米を出したくないために、水があればカドミ米を出さなくてもいい、こういった要望がきわめて熾烈でございます。 ところが、ここにこういう事業というものが展開されておりますが、私も責任者になっておりますが、着工以来三十年たってもまだ未完成でございます。こういう土地改良事業というものが世の中にあるでございましょうか。
そこに今度カドミの公害でございますから、農民が水さえたっぷりもらえばカドミ米はできない。これはカドミと水素と化合すれば吸収されにくいような状態になっていると言われておりますから、そうした還元栽培ということも、これまたあわせて研究してもらったらいいじゃないかというふうに思います。 客土、これなんか本当にできるかどうか。大体どろの捨て場がないくらいでございます。面積は大きいんです。
ただ、分析化研自身の能力を越えて受託したのかどうかというような問題とか、あるいはとりあえず水銀をやりましたのでカドミその他はどうだ、こういった問題がさらに残っておりますので、現在その調査をしている。ただいま御指摘になりました気象協会の分につきましては、私どものほうではございませんので、直接のチェックはいたしておりません。
いわゆるカドミ問題が世間の関心を呼びましたのはいわゆるイタイイタイ病、神通川流域におけるカドミウム汚染と、どうもそれを食べておられる住民の方々に起こったイタイイタイ病が非常に関係があるんじゃないか、こういうことで当時厚生省がいわゆる厚生省見解なるものを出して、カドミウムイタイイタイ病というのは非常に関係があるんだということで、これはたいへんだということで全国的にカドミという問題が一斉に取り上げられたわけでございますが
これはどこの省庁の管轄ということでなしに、現在の対馬のあの地区の住民の問題を、対州鉱業所は閉鎖になる、しかも残されたのは汚染田と、さらに今後何十年何百年続くかわからないカドミその他の重金属による汚染を残されたのです。それをどう今後救済しようとするのか、その考え方があるなら聞きたいのです。
○三木国務大臣 カドミに対しては、これは問題の水域に対しては健康調査もいたしますし、あるいは土壌の除去などもいたしておるし、カドミ汚染というものは、問題の水域についてはいろいろ対策は講じておりますが「今後そういう汚染地区があったならば、積極的にカドミ汚染対策には取り組んでいく所存でございます。